雨水

雨水

2月19日は、「雨水」。

春のあたたかな陽ざしがあらわれて、川や湖にできた氷がとけて流れ出し、雨水へと姿をかえる頃。

三寒四温といい、寒い日と温かい日のあいだで揺れて、季節はたしかに春へと向かっていきます。

七十二候の中で、雨水の初侯は「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」。雪解けがはじまると、山の養分を含んだ水が土を潤わせて、植物は芽を開く準備をはじめます。

特に木の根はぐんぐんと水をくみ上げるようで、木の周りから雪が溶けだして穴が開く様子をあらわした季語で「木の根明く」というものがあります。

根や土の中にいる生物から見れば、たしかに視界が開けて「明るくなった」ことでしょう。この現象をみたことがないですが、いつか見つけたらきっと、顔を根に近づけて太陽を見上げるであろうと思います。


雨水へ向けては、タラの木皮と牛蒡、みかんの皮、レモンバームをブレンドしたお茶をつくりました。

タラの木皮と牛蒡から生まれる、しっとりとした土の香りは、大地を流れる雪解け水を連想させます。
ムスクやイタリアンパセリなど、エキゾチックな異国を感じる甘美な香りが広がり、最後には爽やかなレモンの香りをお愉しみいただけます。


ぜひ春のうららかな日和に、ごゆっくりとお召し上がりください。

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