小寒
2026年1月5日は、「小寒」。
新しい年とともに、本格的な寒さがやってきました。
小寒の初日は「寒の入り」、小寒と大寒を合わせた29日間は「寒中」とよばれ、一年で最も寒さの厳しい時期に突入します。
そんな小寒には、静岡県牧之原市の白茶「おくみどり」と愛媛県の後発酵茶「黒茶」をブレンドし、苺と黒文字の葉、橘の果皮を合わせました。
大地を感じさせる白茶の香りに、黒茶と苺の甘酸っぱい味わいが心地よく染み渡っていきます。
繊細な飲み口と華やかな香りを、じっくりとご堪能いただけます。
酸味が特徴的なブレンド茶ですが、「黒文字」の爽やかな香りも奥まった風味を演出しています。
黒文字はクスノキ科の落葉低木で、日本の山野に広く自生しています。
そんな黒文字といえば、楊枝を浮かべる方が多いのではないでしょうか。
つまり、茶の湯と大きな接点があり、菓子をいただいてから抹茶を飲む“あいだ”に口の中を清める道具として最適であったと言われています。
簡素な見た目に、爽やかな芳香をもつ黒文字は、当時の「侘び寂び」の美意識に合った植物でした。
お正月から日常へと戻り始める頃ですが、心身を整えてリラックスするお茶の時間をお愉しみください。