立夏
5月5日は、「立夏」。
日差しが強くなり、夏の気が立つ気節。
新緑に彩られる。
そんな「立夏」を表すブレンド茶では、茨城県猿島の在来種の煎茶に、青紫蘇、山椒の葉、枇杷の葉を合わせました。
じめじめとした初夏に飲みたくなる、透き通った風味のブレンド茶です。
さくらんぼや杏のような甘酸っぱい香りから、次第に薔薇のような華やかな香りも感じられます。すっきりとした味わいで、飲み心地がとても爽やかです。
春から初夏にかけた山を表すことわざがあります。
それは、『山笑う』。
この時季には植物や木々が一斉に芽吹き、山一面が冴えた緑色へと変わってゆきます。
その山の肌が明るくなっていく様子が「笑う」と表現されています。
これは山の擬人化でもあり、「山が豊かになれば、人々は笑顔になる」ということの表れでもあると思います。
茶の木も同様、新芽は、まるで子供のようにあっという間に伸びていきます。
太陽の光にあたってきらきらと輝くその様子は、まさに「ほほえんでいる」ようです。
今年の新茶もひとつずつ、笑顔でお届けします。
立夏のブレンド茶を飲みながら、どうぞゆったりとお待ちくださいね。