立夏

立夏

5月5日は、「立夏」。
やわらかな春の空気に、少しずつ力強い陽射しが混じりはじめ、景色は淡い色合いから瑞々しい新緑へと移ろっていきます。

春過ぎて夏来にけらし白妙の
衣ほすてふ天の香具山
— 持統天皇

この季節を象徴するこの歌は、白い衣が干される何気ない日常の光景の中に、ふと夏の気配を感じ取る一首です。
約1300年前に詠まれたこの歌からも、日々のささやかな変化に季節の移ろいを見出す感覚は、今も昔も変わらず大切にされていることがうかがえます。

やわらかな春から、ひらけた夏へ。
その境目にある立夏に向けたブレンド茶は、岐阜県産の煎茶「やぶきた」に、松葉、黒文字の葉、レモンの果皮を合わせ、まるで新緑の中で深呼吸するひとときを映したような味わいに仕立てました。

八十八夜を迎え、いよいよ新茶の季節が本格的に始まりました。店頭・オンラインショップでもご紹介しておりますので、ぜひ楽しみにお待ちください。

移ろう季節の中で、お茶の時間が心をやさしくほどくひとときとなりますように。

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